e-staffingとは?派遣スタッフや会社のログイン・マニュアル・料金を解説

2024年2月13日機能・サービス紹介

e-staffingの概要イメージ

人材派遣業務において、派遣先企業様から「e-staffing(イースタッフィング)を使ってほしい」と指定されるケースが増えています。国内最大級のシェアを誇る人材派遣産業における業界標準システムであり、一般社団法人日本人材派遣協会の会員企業をはじめ多くの企業で導入されています。

しかし、初めて利用するお客様や担当者様にとっては「具体的な機能や料金体系がわかりにくい」「ログイン画面へのアクセス方法がわからない」「操作動画や説明会資料はどこでダウンロードできる?」といった悩みも少なくありません。

また、派遣元(派遣会社)の担当者様からは、「自社の基幹システムとe-staffingの両方に入力が必要で、二重管理の手間が発生している」という切実な課題もよく耳にします。この二重入力は、業務に係る負荷を増やすだけでなく、転記ミスの原因にもなりかねません。

この記事では、株式会社イー・スタッフィングが提供するe-staffingの概要、機能、料金、ログイン方法といった基礎知識から、現場でよくある質問、そしてe-staffing利用時の最大の課題である「二重入力」を解消する「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」との連携メリットまでを網羅的に解説します。

e-staffing(イー・スタッフィング)とは?

e-staffingのロゴと概要

「e-staffing(イー・スタッフィング)」は、株式会社イー・スタッフィング(e-staffing Co., Ltd.)が提供する、国内最大級のWeb人材派遣一括管理システムです。「人材を送る会社も迎える会社も、気持ちよく」を理念(コンセプト)に掲げ、派遣先企業様、派遣元企業様(派遣会社)、そして派遣スタッフの三者間で行われる契約、勤怠、請求といった煩雑な手続きを、インターネット上で完結させる独自のプラットフォームです。

このシステムは、人材派遣業界の大手3社である「リクルートスタッフィング(Recruit Staffing)」「パーソルテンプスタッフ(Tempstaff)」「パソナ(Pasona)」が共同で立ち上げた(Joint invested)という背景があります。そのため、業界の商習慣や法的要件に深く精通しており、多くの大手企業で標準システムとして採用されています。

2025年現在、導入社数は非常に多く、派遣業界におけるインフラ的な存在と言っても過言ではありません。派遣先企業様がこのシステムを採用している場合、派遣元企業様もこれに合わせて利用する必要があります。

安心のセキュリティと認証取得

株式会社イー・スタッフィングでは、クラウドサービスの高い安全性と信頼性を確保するため、第三者機関による様々な国際規格の認証を取得し、厳格な管理体制のもとでシステムの開発・運用を行っています。皆様に安心してご利用いただくため、規格の要求事項を満たし、適用宣言書(SoA)への準拠など、以下に対応しています。

  • ISO/IEC 27001:情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)
  • ISO/IEC 20000:ITサービスマネジメントシステム(ITSMS)
  • ISO 22301:事業継続マネジメントシステム(BCMS)

さらに、個人情報保護マネジメントシステム「JIS Q 15001」に準拠したプライバシーマーク(Pマーク)相当の管理体制を構築し、お客様の重要な情報を守るための「情報セキュリティ基本方針」を定めています。災害時などの事業継続においても高い信頼性でサービス提供を行っています。

e-staffingの主な機能と3つの導入メリット

e-staffingの機能イメージ

e-staffingには、派遣業務を円滑にするための多彩な機能が搭載されています。それぞれの立場にとってどのようなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。

1. 派遣先・派遣元・スタッフ間のやり取りを一元化

従来、電話やFAX、メールで行われていた以下のようなやり取りを、すべてWeb上で一元管理(一括管理)できます。

  • 派遣照会(オーダー):派遣先様からの人材依頼をシステム上で受信・回答し、ステータスを一覧で確認できます。
  • 契約管理:個別契約書の作成、締結、更新管理。派遣元様から申請された内容を派遣先様が承認するワークフローもシステム上で完結します。
  • 勤怠管理:スタッフの日々の打刻(WebTimeCard)、派遣先様による承認。
  • 請求管理:勤怠データを基にした請求書の自動作成・一括送付。

これにより、「言った言わない」のトラブル防止や、承認フローの可視化、業務スピードの向上が期待できます。

2. 複雑なコンプライアンス対応をシステムでカバー

労働者派遣法は頻繁に改正されるため、手動での管理にはリスクが伴います。e-staffingは法改正にスピーディに対応し、抵触日の通知や契約書の法定記載事項など、コンプライアンス(法令遵守)をシステム側でサポートしてくれます。

労働者派遣法などの関連法規に準拠した適切な運用が可能となり、コンプライアンスリスクを低減します。

3. 電子帳簿保存法対応とペーパーレス化

契約書や請求書、タイムシート(勤務表)をすべて電子化することで、紙代、印刷代、郵送費、そして保管スペースのコストを大幅に削減できます。また、書類のファイリングや発送作業にかかる人件費も抑えることが可能です。

e-staffingは、公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)より「電子帳簿保存法の法的要件に適合している」システムとして認証を取得しています。これにより、作成・受領した文書を法的要件に則って適切に保存・管理することが可能です。

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e-staffingのログイン方法・使い方

e-staffingは利用者(派遣スタッフ、派遣先様、派遣元様)によってログインURLや入り口が異なります。検索エンジンで「e-staffing ログイン」と検索しても、目的のページにたどり着けないことがあるため、ここで整理して解説します。

派遣スタッフの方のログイン(WebTimeCard)

派遣スタッフの方が勤怠入力(WebTimeCard)を行うためのログインページです。

  • WebTimeCard(ウェブタイムカード)
    PCやスマートフォンから日々の始業・終業時刻(業務時間)を入力します。※一部の就業先設定では、従来型携帯電話向け画面が過去に提供されていたケースもあります。現在の対応端末は派遣元企業様からの案内をご確認ください。
    URL例: https://mtc.e-staffing.ne.jp/ など(※派遣会社から指定されたURLを使用してください)

注意:ログインには「企業ID(企業識別番号)」「ユーザーID」「パスワード」の3つが必要です。これらは派遣元(派遣会社)から発行されます。忘れてしまった場合は、所属している派遣会社に問い合わせましょう。

派遣先企業・派遣元企業のログイン

管理担当者向けのポータルサイトです。株式会社イー・スタッフィングの公式サイト(企業情報ページやトップページ)等からアクセス可能です。

  • 派遣先企業(人材を受け入れる会社)
    契約の承認や勤怠の承認を行います。
    公式サイトの「派遣先様ログイン」ボタン、または指定されたURLからアクセスします。
  • 派遣元企業(人材を派遣する会社)
    スタッフの登録、契約書の作成、請求処理などを行います。
    公式サイトの「派遣元様ログイン」ボタン、または指定されたURLからアクセスします。

※セキュリティ強化のため、登録されたグローバルIPアドレス以外からのアクセスに一定の制限をかけている場合があります。その場合、自宅や社外からはログインいただけないことがあります。アクセス環境の設定については自社のシステム管理者へご確認ください。

ログインできない時の対処法

ID・パスワードは合っていますか?
全角・半角の違い、大文字・小文字の違い(Caps Lockなど)を確認してください。パスワードを忘れた場合は、画面上の再発行手続きを行って頂き、自社の管理者に確認しましょう。
推奨ブラウザを使用していますか?
Internet Explorerなど、サポートが終了したブラウザでは正しく動作しない場合があります。Google ChromeやMicrosoft Edgeなど、最新版のブラウザを使用しましょう。推奨環境での利用が必須です。
アクセス制限がかかっていませんか?
前述の通り、IPアドレス制限により社内ネットワークからしか繋がらない設定になっている可能性があります。テレワーク等で自宅からアクセスする場合は、VPN接続などの環境が必要です。

e-staffingの料金体系(派遣元・派遣先)

e-staffingを導入する際の費用について解説します。特徴的なのは、基本的に「派遣元(派遣会社)」が費用を負担する仕組みである点です。

派遣元企業(人材会社)の負担

e-staffingはパッケージソフトの購入ではなく、利用したスタッフ数に応じた従量課金制(コストシェアリング方式)を採用しています。

初期費用0円
月額基本料0円
システム利用料利用料金:1契約・1スタッフあたり 1,000円(税抜)/月
(1〜15日/16日〜末日の各半月 500円(税抜))
※税込換算では1,100円/550円となります。

※上記は一般的な例であり、契約内容により異なる場合があります。正確な情報は公式サイト等で確認してください。

派遣先企業(クライアント)の負担

基本的に、派遣先企業の導入費用・月額利用料金は無料です。これが、多くの派遣先企業様でe-staffingが採用され、標準化されている大きな理由の一つです。

e-staffing導入時の課題と「STAFF EXPRESS」との比較・連携

ここまでe-staffingのメリットをお伝えしてきましたが、派遣元企業様にとっては、「e-staffing単体利用」では解決できない大きな課題が存在します。

派遣元企業が抱える「二重入力」の課題

多くの派遣会社では、自社の基幹システム(給与計算やスタッフ管理用)をすでに導入しています。しかし、派遣先様から「e-staffingを使ってほしい」と依頼されると、以下のような状況が発生します。

    1. e-staffingで契約データや勤怠データを作成・承認する。
    2. そのデータを、自社の給与計算システムにもう一度手入力(転記)する。

    この「二重入力(二重管理)」は、事務担当者にとって大きな負担です。入力に時間がかかるだけでなく、転記ミスによる給与計算の間違いや、請求額のズレといった深刻なトラブルを引き起こすリスクがあります。

    解決策:STAFF EXPRESSとのAPI連携で完全自動化

    STAFF EXPRESSの連携イメージ

    この「二重入力」の課題を解決するのが、総合人材派遣管理システム「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」です。

    STAFF EXPRESSは、e-staffingなど外部勤怠システムとの外部システム連携(勤怠データ連携)に対応しています。また、API連携だけでなくCSVデータによる一括取り込み・出力にも対応しており、柔軟な連携が可能です。

    連携によるメリット

    • 勤怠データの自動取り込み:e-staffingで承認された勤怠データを、ワンクリックでSTAFF EXPRESSに取り込めます。手入力は不要です。
    • 転記ミスの撲滅:データ連携により、入力ミスや計算ミスが物理的に起こらなくなります。
    • 給与・請求への即時反映:取り込んだデータはそのまま給与計算や請求書発行に連動。業務時間を劇的に短縮します。

    e-staffingは「派遣先様との共通言語」として使いつつ、自社内の管理はSTAFF EXPRESSで効率化する。この「ハイブリッド運用」こそが、現代の派遣会社における最適解と言えるでしょう。

    詳しくは、以下の解説記事もご参照ください。
    今より10倍ラクになる!新たな人材派遣の勤怠管理『勤怠外部システム連携(e-staffing/フィールドグラス)』

    よくある質問(Q&A)

    e-staffingの操作マニュアルはどこでダウンロードできますか?
    ログイン後の画面内(トップページ等)にある「ヘルプ」メニューや、各種資料ダウンロードページから操作マニュアル(PDF)や操作動画、導入説明会資料をダウンロード可能です。派遣先様・派遣元様それぞれに向けた詳細な手順書や一覧が用意されています。ログイン前の方は、導入時に提供される資料を確認してください。
    操作方法がわからない場合の問い合わせ先は?
    「e-staffingサポートセンター」へお問い合わせください。HDI(Help Desk Institute)-Japanが主催する「HDI格付けベンチマーク」において、最高評価の「七つ星」認定を取得した高品質なサポート窓口が用意されています。国際認定基準に準拠した丁寧な対応で、操作方法やトラブルに関する質問をサポートします。電話番号等の連絡先はログイン画面や公式サイトに記載されています。
    電子帳簿保存法には対応していますか?
    はい、対応しています。e-staffingは、公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)より 「電子帳簿保存法の法的要件に適合している」 システムとして認証を取得しています。 このため、契約書や請求書などの電子取引データを適切に保存・管理することが可能です。
    e-staffingはスマホ(アプリ)で利用できますか?
    はい、派遣スタッフ向けの「WebTimeCard」はスマートフォンに対応しています。専用のアプリではなく、スマートフォンのブラウザからアクセスする形式が一般的ですが、モバイル版として最適化された画面で日々の勤怠入力や申請、承認完了の確認が可能です。
    運営会社について教えてください。
    運営元の株式会社イー・スタッフィングは、人材派遣業界の大手3社である「リクルートスタッフィング」「パーソルテンプスタッフ」「パソナ」による共同出資(Joint Venture)で設立されました。業界の知見を結集し、派遣業務の標準化と効率化を目指して開発・運営されています。

    まとめ:e-staffingと自社システムの連携で業務負担をゼロへ

    e-staffingは、派遣業界の標準プラットフォームとして、コンプライアンス遵守やペーパーレス化に大きく貢献するシステムです。

    しかし、派遣元企業様にとっては、自社システムとの「二重管理」という新たな課題を生む側面もありました。この課題を放置すると、事務コストの増大やミスの誘発につながります。

    重要なのは、e-staffingを単体で使うのではなく、「STAFF EXPRESS」のような連携可能な基幹システムと組み合わせて運用することです。外部システム連携(勤怠データ連携)を活用すれば、e-staffingの利便性を活かしつつ、社内業務の自動化を実現できます。

    「毎月の勤怠入力が大変…」「転記ミスをなくしたい」とお考えの担当者様は、ぜひ一度STAFF EXPRESSの導入をご検討ください。人材を迎える会社も、送る会社も、そして働くスタッフも、気持ちよく業務を進められる環境を整えましょう。

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