スタッフの応募数・定着率を上げるテクニック ~福利厚生の充実-リアルタイム給与前払~

2022年1月12日機能・サービス紹介

昨年から猛威をふるい続けている新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、失業者が増加しています。企業がコロナ禍で打撃を受けた末に雇用を維持できなくなったことに加え、子どものいる家庭では子どもを預かる施設が運営を休止したため勤務を続けられなくなったなど、さまざまな理由で失業者が増えています。

失業者数の増加に伴い、求人サイトでは「前払」「日払」「日雇」などの検索キーワードが上位となっております。感染症の流行が収まるのがいつになるのか分からない今、都合がつくときに働き、すぐに賃金を受け取りたいと考えている方が増えております。

このような労働のニーズに応えることができるのは人材派遣会社です。派遣スタッフが希望する働きやすい環境を整えることで、人材派遣会社は人材獲得のチャンスが広がります。

本記事では、求人サイトでも上位に挙がる検索ワード「前払」「日払」の対応を、システムを活用してスムーズに処理する方法を解説します。

STAFF EXPRESSで他社との差別化を

総務省が発表している労働力調査では昨年の3月から大幅に就業者数の落ち込みがみられ、昨年同月で比較しても微増となっており、新型コロナウィルス感染症の流行が落ち着かない今後も、まだしばらくこのままの推移となることが予想されています。この状況は、派遣会社にとっては登録スタッフ数を増やし、売り上げを増やすチャンスであるといえます

しかし、登録スタッフが増えれば、その分だけ派遣会社の内勤スタッフの作業が増えるため、新たな雇用を考えなくてはなりません。そのようなもどかしさを感じている派遣会社の方には、派遣会社の業務に特化したシステム「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」の導入をおすすめします。登録スタッフが増えても、このシステムで管理をすることで、内勤者の手間は増やさずに売り上げ増加を狙えます。

「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」ではさまざまなサービスを提供していますが、その中でも求人サイトでも人気の検索ワード「前払」「日払」に関連する、他社との差別化をはかれるサービス「リアルタイム給与前払24」を紹介します。

STAFF EXPRESSとは?

「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」は、スタッフ管理から給与計算まで一連の内容を一元管理できる唯一無二の画期的なサービスです特に勤怠管理と前払機能の従来型システムの仕組みは、勤怠システムで承認した勤怠データを前払システムに流し込み、そこから処理を行うという流れでしたが、「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」ではそれらを一元管理し、シームレスな運用が可能です。

派遣会社にとって「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」は、勤怠管理と前払機能の一元管理が可能なため、内勤者の業務負荷を軽減できることが最大のメリットです。一方、登録スタッフには、このシステムの「リアルタイム給与前払24」機能が非常に大きなメリットをもたらします。

「リアルタイム」だからこそのメリット

「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」の登録スタッフ向けシステム「STAFF EXPRESS NEO(スタッフエクスプレスネオ)」を使って給与の前払い申請が行われると、内勤者に手間をかけることなく、申請が自動処理され、登録スタッフへの振込が即座に行われます。リアルタイムで対応できるため、他社のシステムとは圧倒的なリードタイムの差が生まれる仕組みとなっています

「リアルタイム給与前払24」は、コンビニエンスストア「セブンイレブン」内などに設置されている「セブン銀行」と連携したサービスで、全国に25,000台もあるATMからリアルタイムに給与の引き出しを行えることも大きなメリットです。24時間いつでも取引ができるコンビニATMを利用することで、派遣会社や銀行の勤務終了時間を問わず、利用することができます。

さらに「STAFF EXPRESS NEO(スタッフエクスプレスネオ)」を使った新しい勤怠の申請方法「QR出退勤」と組み合わせることで、退勤してから建物を出るまでの間に振り込みが行われるというスピーディーな運用が可能です。

手数料を低く抑えられる

「リアルタイム給与前払24」が喜ばれるポイントは「リアルタイム」だけではなく、圧倒的に低い手数料で開始できる点です。手数料は、セブン銀行であれば55円、他行でも165円と、一般的な給与前払システムの手数料が500円前後であることと比較すると、10倍近い開きがありますこの手数料は、2021年10月、220円から165円と料金改定したため、さらにコストを抑えて利用できるようになりました。

圧倒的なローコストで運用を始められることが「リアルタイム給与前払24」のメリットです。

「リアルタイム給与前払24」の機能詳細

「リアルタイム給与前払24」の申請から支払いまでの流れは、以下のようになります。

登録スタッフが「STAFF EXPRESS NEO(スタッフエクスプレスネオ)」でその日の勤怠を申請し、内勤者が承認を行うと、前払の対象勤怠として表示され、登録スタッフは前払したい勤怠を選択し申請すると、リアルタイムに指定口座に着金します 登録スタッフは、確定した勤怠のみ、給与の前払申請をすることができるようになっているため、確定していない勤怠は、前払申請の対象になりません。派遣会社の内勤者は、状況に応じて、支給対象者をコントロールすることも可能です

前述した通り、365日24時間、申請と同時に、リアルタイムに指定口座に着金します。登録スタッフは、自らが申請した履歴をいつでもWEB上で確認出来ます。申請された後の振込処理は、事前設定に基づき自動で行われるので、内勤者が前払に関わる処理は一切不要です従来の前払システムだと、勤怠データを確定した後に前払システムにデータを移し、振込を行う作業を内勤者が実施しなければなりませんでしたが、「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」ではその作業をしなくていいのです。

事前設定は、スタッフごとに前払割合・支給金額を設定するだけでよく、スタッフの時給、勤怠情報に合わせて自動計算されます。振込された情報は、自動でエクスプレスに登録され、給与〆計算時に自動で控除計算が行われるため、ここでも内勤者の操作は不要です。人の手を介さなくてよくなることにより、給与計算時の控除漏れもなくなります。

今まで、勤怠管理と前払を別々のシステムで行っていた場合は、業務生産性が大幅に向上します。これまでシステムを利用していなかった場合には「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」を使い始めれば、非常に簡単に前払処理が行えるようになります。

「リアルタイム給与前払24」導入の効果

「リアルタイム給与前払24」を導入した際に得られる効果について、主なものを3つ紹介します。

スタッフの新規確保

求人サイトの検索ワードで上位に入ってくる「前払」を「リアルタイムにできる」ことを前面に押し出すことで、新規応募・採用数増加を見込めます

「失業者が増えている=求職者の数が増えている」状況のため、そのような検索ワードで登録につながったスタッフの口コミや友人紹介などにより、さらなる登録スタッフの流入も考えられます。 口コミからの流入は、費用が膨らみやすい求人広告の出稿が不要となり、採用コストを下げることにも間接的につながっていきます

満足度の向上

「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」の「リアルタイム給与前払24」機能を使えば、登録スタッフは、場所や時間を問わず、好きなタイミングで前払を申請し、そのままコンビニエンスストアのATMで給料を受け取ることができます

一言に給与前払といっても、実は支払日が決まっていたり、手数料が高かったりと意外と自由度が低い場合があります。 そんな中、リアルタイムに、かつ手数料が低い給与前払を実現することで登録スタッフの満足度が向上し、離職率の低下につながります。

派遣業界の大きな悩みである離職率を低下させることで、スタッフの定着率が向上し安定した売り上げを見込むことができます

業態転換の実現

もともと、日払を行っていた企業が、前払に変更したケースでは、効果としては小さく感じるかもしれません。しかし、毎日の処理から解放されることで、内勤者の残業時間が減り、損益計算書(PL)上での売上が向上したという事例があります。日々払い→前払→月払いとスタッフのキャッシュフローが良くなっていくことで、安定した稼働・売上に結びつけることができます。

業務コストの削減

システムの導入前では、スタッフからの前払い申請の受付から勤怠実績の確認、支払い可能な金額の算出、振込作業を行う、という業務が発生します。

ですが、「リアルタイム給与前払24」は勤怠実績を更新して、スタッフがWEB上で前払申請を行うだけで、自動で金額算出から振込まで行われます。

業務時間をシュミレーションすると以下になります。

■システム導入前
前払い申請の受付、勤怠実績確認、金額算出、振込(約10分)
1日当たり合計約3時間30分 人件費約7,000円

■「リアルタイム給与前払24」導入後
勤怠実績更新のみ(約3分)
1日当たり合計約1時間 人件費2,000円

※毎日20件、人件費時給2,000円として算出

「リアルタイム給与前払24」を導入することで業務のコストが約3分の1まで削減することが出来ます。

「リアルタイム給与前払24」導入事例

「リアルタイム給与前払24」導入の効果を確認した後は、さらに具体的な導入事例をご紹介します。

競合他社との差別化に成功した事例

あるC社のケースでは、スタッフへの入社時のヒアリングで「A社B社で同じ求人が出ているが、C社では前払してもらえるからC社で働くことにした」という声があったといいます。前払がいつでも好きなタイミングで受け取れるという条件から、入社を決めたという事例もあります。

求人情報でリアルタイムに前払を出来ることをうたっていたからこそ、登録スタッフの確保を実現できたのです。仕事をスタートする前から、登録スタッフのニーズが満たされていたことで、就業後の満足度や定着率が向上したということがうかがえます。

業務効率化に成功した事例

また別の会社では、前払自体は今までも行っていましたが、手計算でリアルタイムではなく、作業工数も手数料も多くかかっていました。特に問題となっていたのは、月末の給与締めのタイミングでの控除漏れです。内勤者は、次月での調整をやむなくされるので、次月はその分も加味して前払の処理を行わなければなりません。登録スタッフの総支給額は変わらないものの、次月の給与が目減りしてしまうという誰も得をしない状況でした。

「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」を導入し「リアルタイム給与前払24」の機能を用いたことで、内勤者は手計算も控除計算からも解放され、日常作業は大幅に減り、従業員の満足度が向上しました。登録スタッフは、いつでも自分の申請金額を確認できたり、申請したタイミングでリアルタイムに着金されたりすることで、満足度の向上がみられました。

手数料負担の創意工夫により、スタッフ登録数が大幅増した事例

既存の前払システムでは、手数料の負担は、登録スタッフが負担する場合が多くあります。派遣会社としては、登録スタッフに手数料を負担させたいと思うところですが、一歩踏み込んだ施策を打った企業がありますので、事例を紹介します。

「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」では、手数料を誰が負担するのかについて派遣会社と登録スタッフから選択することができます。この仕組みと手数料の安さを利用して、ある会社は、以下のようなルールを設けました。

  1. 登録スタッフがセブン銀行口座を用意してくれる場合:手数料は会社負担
  2. 登録スタッフがセブン銀行以外の口座を利用する場合:手数料は登録スタッフ負担

登録スタッフが前払の手数料を支払わず、満額で給与前払が受けられるという制度を設けたことで、登録スタッフの囲い込みに成功しているケースがあります。企業が手数料を負担するとなると、コスト面が気になるところではありますが、1のパターンであれば、1申請55円の手数料負担で済みます。

以下のように、1日の登録スタッフの稼働による粗利益から見ると、1%程度に過ぎません。

  • 時給1,000円、派遣単価1,500円の場合、粗利は500円
    8時間勤務の場合、粗利は4,000円

この1%を創意工夫することで、スタッフ数増=売上増で企業の成長が見込めます。

リアルタイム給与前払24で他社に差をつけよう

稼働した分の給与を早く受け取りたいという登録スタッフのニーズに対し、派遣会社がスピーディーに応えることで得られるメリットがあることをご紹介しました。人材獲得のチャンスが到来しているといえる今、「STAFF EXPRESS(スタッフエクスプレス)」を導入し「リアルタイム給与前払24」の機能で他社に差をつけましょう。